エイズの初期症状
HIVの初期症状が出る時期とは異なり、エイズを発病する時期は、HIV感染からおよそ５年～１０年後です。エイズの発病時期には個人差がありますので、２～３年で発病する人もいれば、１５年も発病しない人もいます。
エイズ発病する頃に現れる特徴的な初期症状としては、以下のようなものがあります。
- １ヶ月以上続く発熱
- ひどい寝汗
- 股の付根のリンパの腫れ
- 脇の下のリンパの腫れ
- 首周りのリンパの腫れ
- 急激な体重減少
- 体のだるさ（倦怠感）
- 体に力が入らない
- １ヶ月以上続く下痢
- 咳や痰がなかなか治らない
- 痛みを伴う口内炎
- 口腔カンジダ症（舌や口の中が白い）
- 食べ物を飲み込みにくい
- 目が見えにくい（視力の低下）
日和見感染症
HIVウイルスにより体の免疫力が低下し、健康な人であれば何でもない細菌やウイルス、カビ（真菌）、原虫を身体が排除できなくなり、様々な病気を発症してきます。
この感染を日和見感染（ひよりみかんせん）といい、エイズでみられる日和見感染症には、
- カンジダ症
- クリプトコッカス症
- 結核
- 単純性ヘルペスウイルス感染症
- サルモネラ菌血症
- サイトメガロウイルス症
- 非定型抗酸菌症
- ニューモシスチス肺炎
- トキソプラズマ脳症
- ヒストプラズマ症
- コクシディオイド症
- イソスポラ症
などがあります。
エイズを発病してからでは治療は難しくなってしまいますので、エイズ発病前の状態で早めにHIV感染の検査を行うことが重要です。
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